記事のまとめ
施工管理の仕事をしているけど毎日地獄で、
このまま施工管理を続けていくべきなのか悩んでいる人に向けて
本記事では、10年施工管理を続けてきた筆者が
上記4つを解説します。
施工管理のキャリアに悩んでいるならぜひご覧ください。

みんなこの地獄を乗り越えているのですか…?
続けていくべきか悩んでいます…。
こんな悩みに答えていきます。
10年施工管理をやっていますが、施工管理の仕事って本当に地獄ですよね。
この先もずっと続けることを想像するとちょっと無理だなって思うのも仕方ないと思います。

そこで本記事では、
10年間施工管理を続けてきて悩んだ経験も含めて、施工管理が地獄と感じてしまう4つの要因と、そこから抜け出す方法をお伝えします。

重要なお知らせ!
施工管理のキャリアに悩んでいるなら転職エージェントに相談してみましょう。
施工管理の経験やスキルを異業種に活かすことは十分可能です。
施工管理から異業種へ転職を成功させるには求人数が多くサポートも手厚いエージェントを使うのがポイントですよ!
おすすめの転職エージェント(PR含む)
- リクルートエージェント
【公式】https://www.r-agent.com/
総求人数圧倒的第1位!20代後半〜30代以上向けの求人が多い! - doda
【公式】https://doda.jp/
国内2番目に求人数が多い!求人数と質のバランスが良い! - マイナビエージェント
【公式】https://mynavi-agent.jp/
転職に不慣れで手厚い転職サポートを受けたい20~30代向け!
施工管理は地獄だと感じた4つの理由
10年ほど施工管理を経験してきた中であまりにもキツくて地獄だと感じたことを4つご紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
深夜帰りが続いて疲弊する
現場ガチャな面もあると思いますが、
巨大なプロジェクトを担当していた当時は、業務量があまりにも多くて
- 日中は現場巡回、写真撮影、作業間の調整、打合せ
- 17時以降は、事務処理、施工図作成、発注業務、安全書類作成
など毎日フル稼働状態で帰宅できるのはいつも深夜でした。
生まれてまもない子供がいるのに
子供が寝ているときに帰宅して朝早くに出勤の毎日。
子供の成長を見ることができずに、ずっと働き続ける日々に。
自分の社畜ぶりにこんな毎日が続くなんて地獄でしかないと。
人によっては本当に心が壊れる方をみてきました。

施工管理の激務な1日のスケジュールを知りたい方は「【社畜バンザイ!】施工管理って激務?施工管理歴10年が真実を伝えます」をご覧ください。
プライベートの時間が無さすぎる
建設現場は土曜、祝日も稼働しているところが多いので
必然的に休日出勤が当たり前になってきます。
工程の遅れが深刻な場合、コールデンウィークやお盆、正月といった世間一般的な長期休暇も現場を稼働せざるを得ないときもあります。
当然、家族や友人と過ごす時間が少なくなるし
自分の趣味に使う時間もほとんどなく、人生の大半を仕事に使っていることに虚しさを感じてしまいます。
マジでやめてくれと思いますよね・・。

「転職したいのに転職活動すらできない」ほど時間を確保できないときもあるぐらいです。
上司を見ていてもプライベートの時間が無さすぎて
趣味もなく、友人と遊ぶこともなく、ただの仕事人間が多いですね。
プレッシャーや責任が重い
施工管理の仕事をしてきて特にきついと感じるのがプレッシャーや責任の重さ。
- 安全確保
- 発注業務
- 予算の管理
上記3つが大きなプレッシャーと責任を感じる部分です。
もし現場で重大な労働災害が発生した場合、最悪のケースで業務上過失という理由で逮捕される可能性もあるし。

発注ミスや製作図のミスで
- ものが間に合わない
- 図面通りに取付できない
- 再製作が必要
となり工期内に間に合わないと終わりです。
しかも不足したら不安だからといって必要以上にものを手配すると予算が減る。
施工管理は大きな裁量が与えられている分、プレッシャーと責任は重くプロジェクトが大きくなるほど精神的なストレスが増していきます。

ある程度のストレス耐性がないと続かない仕事ですね。
職人や上司のクセが強い
人間関係も施工管理をやってきて苦労した部分です。

- 常に高圧的でマウントを取ってくる上司
- 何か間違いがあると怒鳴り散らす所長
- 指示通りに動いてくれない職人さん
- お金の話になると人が変わる番頭
こうした人間関係に苦労する人が多いです。
真面目でコミュニケーション能力に自信がない人ほど建設業特有の人間関係にキツイと感じると思います。
一方で施工管理は意外と楽と言われる理由とは?
施工管理は地獄と感じるほどきつい仕事ですが、一方で意外と楽と言われることもあります。


そもそも、施工管理が楽とはどんな状況でしょうか。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、楽な仕事とは仕事量が少ない仕事。
つまり仕事量が多いから施工管理は忙しいのです。
施工管理の忙しさは、下記の5つ要因に整理できます。
- 立場・・正社員、派遣の違いや役職によって業務量が大きく異なる
- 規模・・規模が大きいほど難易度が高く仕事量が多い
- 収益性・・収益性が低い現場だと人件費が抑えられ一人当たりの業務量が増える
- 現場数・・担当する現場数が多いほど仕事量が多い
- 時期・・:閑散期と繁忙期がある
5つの要因からわかる通り、施工管理の忙しさは立場や現場の状況によって大きく変わります。

- 自分の立場
- 現場の規模や収益性
- 担当する現場数
上記3つは自分でコントロールできませんから、自分のスキルとは関係ない要素で忙しいのです。
いわゆる現場ガチャの要素がかなり大きい。
意外と楽に思っている人は、たまたま楽な条件が整っているだけの可能性があります。
たしかに改修工事をメインで扱う改修ゼネコンは楽な条件が整ってることが多いです。
詳しくは実は施工管理って意外と楽な仕事?職種ごとの特徴と楽な順番とは!?をご覧ください。
施工管理の地獄から抜け出す方法
ここでは施工管理の地獄から抜け出す方法について解説します。
悩みとして大きく次の3つに分かれると思います。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
長時間労働から抜け出したい
長時間労働から抜け出すためにできることは次の2つです。
- 他部署に移動する
- ホワイト企業へ転職する
他部署に移動する
今の会社で数年間働いていれば他部署の労働環境も多少分かる部分があると思います。
他部署に行けば長時間労働が解消されるのであれば
まず最初に検討すべきは他部署への移動ではないでしょうか。
他部署への移動は次のメリットがあります。
- 長時間労働を解消できる
- リスクなしで異職種を経験できる
- 年収が下がる可能性が減る

年収が下がる心配をせずに異職種を経験できることは大きなメリットでしょう。
一方で人間関係の問題もある場合は、同じ会社なので根本的に解決できない可能性もあります。
ホワイト企業へ転職する
他部署への移動が難しいのであれば次にできることはホワイト企業への転職です。
どの会社に移っても施工管理の働き方は変わらないので
施工管理から異職種へジョブチェンジする必要があります。
ただ、施工管理でも「改修ゼネコン」を選べばまだホワイトに働くことができるので
施工管理を続けたいのなら改修ゼネコン一択になりますね。
改修ゼネコンについて詳しく知りたい方は「【定時帰宅も可能?】施工管理だけどホワイトな企業なら「改修ゼネコン」1択の理由とは!?」をご覧ください。
異業種・異職種となると、今より年収が下がることを覚悟しておく必要があります。
逆にいうと年収を下げてもいいなら転職のハードルが下がるため
ホワイト企業へ転職できる可能性がかなり上がります。
人間関係から解放されたい
施工管理の仕事は、プロジェクト単位で人材配置がガラリと変わります。
ですから施工管理を辞める必要がない場合もあります。
取れる選択肢は次の2つ。
- 現場を異動する
- 同業他社に転職する
現場を異動する
物件単位で人材配置されているため
現場が終われば上司や職人さんとも離れます。
今の現場はまだまだ工期が長くて終わるまで耐えられないなら
現場の異動を申し出ましょう。
会社はあなたに辞めてほしくないので素直に受け入れると思いますよ。

ただし、精神的な負担が大きく体調を崩すほどであれば、すぐにでもその環境から逃げるべきです。
同業他社に転職する
受注規模や売上高などでランクが上の大手企業に転職する道もおすすめです。
特にスーパーゼネコンクラスになると、社内のコンプライアンスが整備されており
ハラスメント系の発言にはかなり気を配っています。
職人の中でもスーパーゼネコンに対して一目おいて接してくる人がいるので
かなり仕事しやすい環境だと言えます。

施工管理のキャリアを変えたい
- このまま施工管理を続ける将来が見えてこない。
- 施工管理のキャリアを見直したい
そんな思いがある場合は、「転職を検討する」の一択です。
実際に施工管理の経験を生かしたキャリアアップを狙える仕事がちゃんとあります。

詳しくは「施工管理からのおすすめ転職先7選を解説!経験を活かしてキャリアアップへ!」をご覧ください。
建設業界や施工管理以外の世界を知るには、転職エージェントに登録をしてみましょう。
転職エージェントとは
- 完全無料の転職支援サービス
- 転職のプロが相談にのってくれる
- あなたに合った優良企業を紹介してくれる
- 転職サイトにない人気企業の求人がある
- 書類のチェック、面接対策をしてくれる
- 書類や面接の通過率を上げてくれる
- 入社時期・条件の交渉をしてくれる
無料で利用できるし、どんな求人があり、自分の市場価値がどのくらいあるか知ることができます。
すぐに転職を考えていない場合でも、転職エージェントに登録しておき、優良求人の情報を仕入れておくことは、いまのご時世当たり前なので、登録がまだの方は登録だけでもしておきましょう。
おすすめの転職エージェント(PR含む)
- リクルートエージェント
【公式】https://www.r-agent.com/
総求人数圧倒的第1位!20代後半〜30代以上向けの求人が多い! - doda
【公式】https://doda.jp/
国内2番目に求人数が多い!求人数と質のバランスが良い! - マイナビエージェント
【公式】https://mynavi-agent.jp/
転職に不慣れで手厚い転職サポートを受けたい20~30代向け!
地獄だけど10年間続けて分かった魅力
施工管理は地獄と思うほどにきつい仕事ですが、10年間続けて分かった魅力が3つあります。
一つずつご紹介します。
汎用的なビジネススキルが身に付く

- コスト管理
- スタッフ、作業員のマネジメント
- 人・物の手配
- 定例会議の資料作り
- 工程管理
などの業務を日常的に行なっていると思いますが、
とにかく業務量が非常に多いですよね。

上記の規模の業務をこなすには
- コミュニケーション力
- マネジメントスキル
- リーダーシップ
- プレゼン力
といった管理職レベルのビジネススキルを必要とするわけです。
つまり、施工管理の膨大な業務量をこなしていることは、すでに高いビジネススキルが身についている何よりもの証拠です。
中には「施工管理は潰しが効かない」と発言する上司もいますが、はっきりいってただの嘘。
「「施工管理は潰しが効かない」は大間違い!他職種でも活かせる3つの理由」でも解説している通り他の職種でも十分活かせますよ。
他業種と比べると給与水準は高い
やはり他業種と比べて給与水準が高いのも魅力の一つでしょう。
全業種の平均年収が489万円に対して
施工管理の平均年収は620万円。

ゼネコン勤務の施工管理になると平均年収は663万円です。
たしかに長時間労働や休日出勤が多いなどよくない部分もあります。
しかし、プライベートは犠牲にしてもお金を稼ぎたいという人にはかなり魅力的な仕事だと思います。
完成したときのやりがいは大きい
街に巨大な建築物を創り上げた時の達成感はかなり大きいです。
大規模なプロジェクトをやり遂げたことは自信となり
やっていて良かったと思わせるほどやりがいを感じることもあります。
これほどやりがいを感じれるかと思うと多分無理です。

人生100年時代。
人生の大半を仕事に費やすわけですから。
どうせなら自分の自信になるような、大きなやりがいを感じる、やってて良かったと思える仕事を続けた方が人生楽しく過ごせるのではと思います。

地獄の施工管理でも働き方改革が進んでいる
長時間労働、休日出勤に代表される地獄のような労働環境が働き方改革の推進によって徐々に改善傾向にあると思います。
国交省は「長時間労働の是正」「給与・社会保険」「生産性向上」での施策を2017年度以降実施を始めています。
参考資料:建設業における働き方改革について
特に官庁物件は2024年度からは週休2日制を厳守するよう求められています。
実際に週休2日制を実施するために工期延長を行なっている物件もあります。

大手や準大手などの規模の大きいゼネコンは社会的義務もあるので徐々に週休2日制へと移行していくことでしょう。
ただし、中小・中堅のゼネコンがどこまで週休2日を実現できるかは難しいところです。

ただし、政府の予算収縮によって建設業界全体の先細りが予想されます。
施工管理のキャリアを見つめ直す時期に来ているのかもしれませんね。
施工管理のキャリアに迷った時は上司を観察する
- この先10年、20年も施工管理を続けるのは嫌だ
- 施工管理を続ける将来が見えてこない
施工管理のキャリアを変えたいと思うけど、踏ん切りがつかない。
そんな時は上司を観察すると見えてきます。
サラリーマンは先の見える働き方です。
自分の5年後を知りたければ5年先輩の姿があなたの5年後の姿、
10年を知りたければ10年先輩の姿があなたの10年後の姿です。
10年後、20年後の先輩の姿を見たとき、先輩のようにはなりたくないと思ったなら迷わずキャリアチェンジすればいいし
逆に10年後、20年後の先輩のようになりたいと思うなら今の職場で頑張ればいいのです。

転職エージェントは、転職を成功させるノウハウや会社の内部情報を把握しています。
優良企業の求人も多くあるため、あなたの希望にあった会社を厳選して紹介してくれるのが魅力です。
また、面接対策や応募書類のチェックもしてくれるため、転職の成功率が格段に上がるでしょう。
ちなみに、転職するか悩んでいる段階でも利用はOKです。
「自分の市場価値を知りたい」「どんな会社があるかみてみたい」「とりあえず話を聞いてみたい」と思ったら、試しに登録してみましょう。
以下の転職エージェントは、求人数が多くサポートも手厚いのでおすすめですよ。
おすすめの転職エージェント(PR含む)
- リクルートエージェント
【公式】https://www.r-agent.com/
総求人数圧倒的第1位!20代後半〜30代以上向けの求人が多い! - doda
【公式】https://doda.jp/
国内2番目に求人数が多い!求人数と質のバランスが良い! - マイナビエージェント
【公式】https://mynavi-agent.jp/
転職に不慣れで手厚い転職サポートを受けたい20~30代向け!
施工管理は地獄|まとめ
記事のポイントをまとめました。
- 地獄と感じる部分は「時間・人間関係・責任の重さ」の3つ
- 施工管理は地獄だけど魅力もある
- 施工管理のキャリアに悩んでいる人は多い
- キャリアに迷ったら先輩を観察すべし
- 先輩のようになりたくないならキャリアを変える時期
こんな感じですね。
施工管理は地獄だと感じるほど、厳しい仕事なのは間違いないです。
ただし、残念ながら「つらい環境は、いつまでもつらいまま」なのです。
「とりあえず行動」しなければ良くも悪くも何も変わりません。
転職できればいいけど、そうカンタンに決断できるものではないのもわかります。
施工管理にはビジネススキル向上のメリットもあるので、自分のキャリアをじっくり考えてみてください。
「行動」が大変そうに聞こえるなら、「転職エージェントに話くらいは聞いてみる」とかでもOKです。
何もせずにいるより、気持ちが楽になって未来に希望がもてるので。
最後におすすめの転職エージェントを紹介して終わりにしたいと思います。
おすすめの転職エージェント(PR含む)
- リクルートエージェント
【公式】https://www.r-agent.com/
総求人数圧倒的第1位!20代後半〜30代以上向けの求人が多い! - doda
【公式】https://doda.jp/
国内2番目に求人数が多い!求人数と質のバランスが良い! - マイナビエージェント
【公式】https://mynavi-agent.jp/
転職に不慣れで手厚い転職サポートを受けたい20~30代向け!