記事のまとめ
「新卒1年目だけど現場監督を辞めたい!」
現場監督として働き始めたけど、残業が多過ぎてしんどい…。新人には厳し過ぎる…。
本記事では、現場監督でつらい思いをしているあなたへ向けて書いています。
また、現場監督を辞めた後の転職先についてもご紹介します。
1ヶ月あれば退職・転職できるので、現場監督を辞めたいなら必見ですよ。
今回は現場監督を辞めたい!と思っている人に読んでほしい記事です。
- 「朝が早く、変える時間も遅い!」
- 「休日が少ない!もっとプライベートの時間が欲しい!」
- 「仕事量が多過ぎだし、専門的過ぎて合わない!」
こんな感じで、つらい思いをしているんじゃないでしょうか?
ハッキリとお伝えします。
「現場監督を辞めたいなら、やめちゃえばいいんですよ!」と。
今の会社があなたに合わないなら、無理してつづける必要はありません
どこの会社も人手不足なので、転職先には困らないですからね。

そんな今回は、現場監督歴9年の僕が、
現場監督を辞めたい人の理由・辞めてよかった人の理由・おすすめ転職先・転職を成功させるポイントについて詳しく解説していきます。
新人が1年目で現場監督を辞めたい理由
まずは、新人が1年目で現場監督を辞めたいよくある理由をみていきましょう。
同じように悩んでいる方はたくさんいますので、ぜひご覧ください。
朝が早すぎる

一応定時は「8:00〜17:00」
となっていますが、実際の新人現場監督は「7:00」入りが多いです。
- 現場のゲートを開けたり
- 現場内の電気を点けていったり
- 朝礼の準備をしたり
- 新規入場者教育をしたり
とにもかくにも「就業前」にする仕事が多すぎる。
しかも現場ガチャで自宅から離れた場所にある現場に配属された日は最悪。
「始発」の電車に乗って仕事に行くというまさに社畜同然の日々の繰り返しかと思うと辞めたくなるのは普通です…。
労働時間が長い
現場監督の労働時間の長さは異常レベルです。
月の残業時間が100時間越えなんてザラ。

他の業種と比較すると、2020年度の建築・土木外勤の残業時間は全産業平均より3.7倍も長く、年間労働時間は364時間も多いです。

出典:年間実労働時間の推移(国交省 建設業の働き方改革の現状と課題)
始発で出勤して終電で帰宅…。
こんな日々、人間的な生活が過ごせるわけがないです。
もっとホワイトな仕事はいっぱいありますから転職を考えてもしょうがないですよね。
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建設業界はおかしい!施工管理歴8年が業界の闇を暴く!
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休日が少ない
土曜日、祝日も稼働している現場がほとんどですから
当然のように休日は日曜日だけです。
今まで学生で時間があり余っている状態から、いきなり週休1日で働くことに正直ついていけないって思いますよね。
- なんで土曜日、祝日も現場は稼働しているんだ
- 休みが日曜日だけっていつの時代の話だよ
って思うのもわかります。

仕事がすべてじゃないって思う人ほど辞めていくのも全然間違ってないです…。
体力的にきつい
新人現場監督は「8:00〜17:00」の定時の間、
ほぼ現場で動き回っていますからかなり体力を消耗します。
特に体力に自信がない人にとっては、
いきなりの肉体労働はかなりこたえますよね。
日中はずっと現場で働いて、定時が過ぎたら事務所に戻って
- 明日の朝礼の資料作りをしたり
- 図面のチェックをしたり
- 日報を書いたり
- 工程会議に出たり
よほどの体力がないと続かないのも当然です。
専門的すぎて仕事が合わない
仕事内容が専門的すぎる。これも新人現場監督の悩みの一つです。
現場監督は、職人さんのように1つのことを極めるだけじゃダメで、
さまざまな職種について幅広く精通しておく必要があります。
- 土木工事
- 躯体工事
- 内装工事
- 設備工事
などさまざまな職種を広く知っておくことを求められます。
建築士、施工管理技士といった難関資格の取得も求められるけど、
忙しい日々の中でこなしていくとなると、とてつもなく遠い道のりのように感じてしまいます。
そんな苦しい思いをしてまで、現場監督にこだわりたくないと思ってしまうものです。
上司がパワハラ気質
令和になった今でもパワハラがあるし、体育会系ノリは健在です。
- 暴言
- マウント取ってくる
- 理不尽に罵られる
- 仕事のむりゃぶり
- 長時間働くのが偉い空気感
- 叩かれたり・暴力
- 飲み会の強制
などなどパワハラ気質な上司の下についたら最悪ですね。
良くないのが
- マウントを取ったり
- 理不尽な発言をしたり
といった悪習が上司から後輩に受け継がれている職場で、
その空間にいるだけでも嫌になってきます。
ちなみに、現場監督でもホワイトな会社は存在します。
このあたりは「【定時帰宅も可能?】施工管理だけどホワイトな企業なら「改修ゼネコン」1択の理由とは!?」の記事でご紹介しているので参考にしてみてください。
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【定時帰宅も可能?】施工管理だけどホワイトな企業なら「改修ゼネコン」1択の理由とは!?
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現場監督を辞めてよかった4つの理由
現場監督は、辞めたいと思ったときに辞めるのがベストです。
つらい思いをし続けるより、『逃げるが勝ち』なので。
ただ、「辞めたいけど…、辞められない…」ということもあるかなと。
- 次の仕事が見つかるか不安…。
- 辞めて後悔しないか心配…。
- 辞めるって言いづらい…。
本章では、現場監督を辞めてよかった理由を4つ解説します。
ワークライフバランスが良くなった

辞めて良くなった例
- 仕事とプライベートのメリハリができた
- 土日祝日休めるようになった
- サービス残業がなくなった
- 毎日子供と食事ができるようになった
- 恋人や友人と遊ぶ時間ができた
- 資格取得などスキルアップの時間ができた
土曜・祝日が稼働している現場だと、年間休日120日分の内、土曜・祝日は68日分あります。
つまり、一般企業と比べ自由に使える時間が68日分少ないということ。

現場監督から土日祝が休みの会社に転職すると、
今までは働いていた68日分がすべて休日に変わります。
当然ワークライフバランスが圧倒的に改善されるわけです。
シンプルに自由に使える時間が欲しいのなら、現場監督をさっさと辞めるのが正解ですよ。
残業時間が減った

辞めて良くなった例
- 残業時間が圧倒的に短くなった
- 多すぎる業務量から解放された
- 理不尽な仕事が減った
現場監督をやめるとシンプルに残業が短くなります。
なぜなら、現場監督という業種は残業ありきの働き方だから。
- 工程管理
- 品質管理
- 安全管理
- コスト管理
- 施工図、書類作り
- 関係業者との調整
- クレーム対応など
上記の業務量を残業なしでこなせる人材は皆無でしょう。
建設業界にも働き方改革が進んできていますが、
今まで残業時間で付けれたのにサービス残業に変わってしまったのが現実です。
現場監督をやめると残業体質が改善され、仕事は苦痛ではなく楽しいものだと感じることができます。
体調がよくなった

辞めて良くなった例
- 睡眠時間を確保できるようになった
- よく寝れるようになった
- 昼間に眠くならなくなった
- 肩こり、腰痛などカラダの負担が減った
今まで長時間労働や建設現場特有のプレッシャーによって、
寝つきが悪かったり、睡眠時間が取れなかったり、そんな日々が続いていたと思います。
でも、現場監督を辞めると確実に体調がよくなります。
長時間労働や建設現場特有のプレッシャーから解放され睡眠時間を確保できるから。
米紙『ニューヨークタイムズ』で紹介されたスタンフォード大学とハーバード大学の研究によると、「長時間労働は死亡率を20%押し上げる」とのこと。
睡眠不足はあらゆる不調を引き起こす原因とも言われて、
とにかく「たっぷり寝ること」が重要です。
睡眠時間が確保できる状況であることは最低限だけど、
なかなか確保できないのが現場監督という仕事。
睡眠時間を確保するために転職するのも真っ当な理由です。
命を削ってまで働くほど価値のある仕事なんて存在しないのだから。
労働環境が良くなった

辞めて良くなった例
- 天候や気温に左右されなくなった
- オフィスランチが楽しめるようになった
- ヘルメットを被り続けなくてよくなった
- 電車で避けられなくなった
- キレイなトイレが使えるようになった
- 男女の格差を感じなくなった
現場監督をやめるとシンプルに働く環境が改善されます。
- 建設現場勤務でなければ
- 天候や気温に左右されないし
- 作業着やヘルメットも必要ない
- 汚い仮設トイレも使う必要なくなる
いわゆる「3K(危険・汚い・きつい)の環境」から解放されるわけです。

従業員が働きやすい環境の向上を掲げている企業が増えている社会的な流れの中、
環境を変えるために現場監督を辞めるのも当然の流れですね。
現場監督を辞めた後の転職先
現場監督を辞めると決断しても、その後の転職先は悩みますよね。
現場監督を辞めた後の転職先は、以下7つが王道ですよ。
- デベロッパー
- ファシリティーマネージャー
- コンストラクションマネジメント
- 電力会社
- 都市再生機構
- 地方公務員
- IT業界
ただ覚えておいてもらいたいのが、どの転職先を選んでもブラック企業はあるということ。
「現場監督はやめとけ!」「デベロッパーは勝ち組!」「公務員最高!」という人がいますけど、会社次第です。

現場監督からの転職で大切なのは、転職先を明確にして、転職エージェントから優良企業を紹介してもらうこと。
このあたりは「施工管理からのおすすめ転職先7選を解説!経験を活かしてキャリアアップへ!」の記事でより詳しく説明しています。
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施工管理からのおすすめ転職先7選を解説!経験を活かしてキャリアアップへ!
続きを見る
新卒1年目でも転職を成功させる2つのポイント
この章では、新卒1年目の現場監督でも転職を成功させる2つのポイントについて紹介していきます。
転職エージェントをうまく活用する
転職活動で大切なのは、「転職サイト」ではなく「転職エージェント」を活用すること。理由は2つあります。
- 得られる情報の質・量が違う
- 転職サイトの求人にはブラック企業が混ざりやすい
そして、転職エージェントをうまく活用することが大切で。
- 転職エージェントのビジネスモデルを理解する
- 転職エージェントは複数使う
といったポイントを大切に転職エージェントをうまく使うことが転職成功のカギです。
転職エージェントのビジネスモデルを理解する

転職エージェントのビジネスモデルは「企業から報酬をもらう」ことで成り立っているのです。

「企業から報酬をもらう」ビジネスモデルを考えれば、
エージェントが個人より企業を優先することは当然のことですよね。
- ボランティアじゃなくビジネスであること
- 人生やキャリアの相談相手(カウンセラー)だと勘違いしない
という2点をしっかり認識しておくことです。
その上でエージェントの一番の価値は、「貴重な情報をくれる」ところにあります。
エージェントは転職の専門家。
最新の動向や業界のトレンド、会社の採用試験の傾向などを把握しています。
- 全部個人では調べられないし
- もし調べるとしたら超大変だけど
- エージェントに聞くとすぐわかる
という情報は、山ほどあるわけです。
むしろビジネスモデルを逆手にとって、転職エージェントを「無料で使える」メリットを最大限引き出すことをおすすめします。
転職エージェントは複数使う

実は、人気な会社へ転職を成功させている人は平均4.2社の転職エージェントを使っています。
転職活動を始めるまで、
- 転職市場の環境
- キャリアの作り方
- 選考のポイント
- 求められるスキル
なんて、あまり知らないのが普通だと思います。

複数の転職エージェントを使うことで
- 情報の確度が上がる
- カバーできる範囲が広がる
- 相性の悪い担当者と付き合わなくて良い
- 応募先企業について、セカンドオピニオンがとれる可能性がある
といったメリットがあります。
転職エージェントによって、求人の質や量が変わってくるので、
少しでもいい環境の会社へ転職したいのなら複数の転職エージェントに登録することは必須ですよ。
退職は必ず転職先が決まった後で
最後に1番大切なこと。

理由は4つのデメリットがあるからです。
- 収入源が無くなる
- 空白期間が長くなると転職しにくくなる
- 転職を深く考えていないと企業に思われる
- 焦ってエージェントの言いなりで決めてしまう
そもそも収入源がないこと自体、精神的によくないし、
職歴のブランクは大きなデメリットです。
説明して誰もが納得するような空白期間でない限り、基本的に選考においてマイナスイメージを持たれてしまいます。

無職の期間が1日、1ヶ月と経つにつれてどんどん焦りが募る…。
いつの間にか就職することが目的となってきて、
エージェントに足元を見られ言いなりで転職先を決めてしまう。

たしかに仕事と転職活動の両立は大変だと思います。
- 休憩時間、移動時間などのスキマ時間を有効活用する
- 転職エージェントを活用して効率的進める
などできる限り働きながら転職活動をすることをおすすめします。
- パワハラに合っている
- 超長時間労働を強いられる
- 精神的に追い詰められているなど
など、今の労働環境が劣悪である人は先に辞めた方がいいですね。

転職が初めてだと、どこを使うか悩みますよね。
どこを使うか悩んだらリクルート AGENT には登録しておきましょう!
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新卒1年目で現場監督を辞めたいまとめ
改めてお伝えすると、新卒1年目だけど現場監督を辞めたいと思うのは当然なことです。
現場監督の仕事は誰にでもできる仕事ではないので向き、不向きが確実にあります。

現場監督をを辞めるのは簡単です。
事前に転職先を決めて、1カ月前に退職届を出せば辞められますので。
ただし、辞めると決めたら「断固たる決意」をもって退職しましょう。
会社に退職を伝えると「厳しい言葉」や「甘い言葉」で引き止めようとしてきます。
- 無責任だと思わないの?
- 契約期間中に退職するなら損害賠償だよ?
- 君に期待してるから、もっと頑張ろう!
- 不満があるなら何でも話を聞くよ!
これらに打ち勝つには「強い意志」が必要です。
- 「働きたくない会社に居続けるか?」
- 「新しい未来へチャレンジするのか?」
どちらを選ぶかは、あなた次第です。
本記事が、現場監督を辞める一歩を踏み出す役に立ったならうれしいです!
最後に、おすすめの転職エージェントを紹介して終わりたいと思います。
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