実は施工管理って意外と楽な仕事?職種ごとの特徴と楽な順番とは!?

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記事のまとめ

施工管理は職種のジャンル選びで大変さがかなり変わる。

ポイントは、「元請かどうか」「工事範囲の大きさ」です。

 

本記事は、施工管理でも楽な仕事があるのか?と気になる人向けに

施工管理の職種ごとの特徴や楽な順番について解説します。

ちゃんと選べば施工管理って意外と楽かも!

僕は電気系の施工管理を続けて8年以上。

工費数百億以上の巨大プロジェクトも経験してきて、さまざまな職種の施工管理者達と仕事をしてきました。

 

今回はそんな施工管理の経験から

  • 「施工管理でも楽なのはあるのか?」
  • 「施工管理で1番楽なのは何?」
  • 「施工管理のメリットは何?」
  • 「施工管理に転職する方法は?」

•••についてぶっちゃけて話していきたいと思います。

 

いくら楽な施工管理で働けたとしても向いていない人がいるので

施工管理で働こうか迷っている人は、本記事を参考にしてみてください!

 

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目次

【結論】施工管理の大変さは職種選択で変わる

まず結論ですが施工管理の大変さは職種選択で大きく変わります。

 

施工管理と言っても職種はさまざま。

建築、土木、電気、衛生、空調、エレベーター、専門工事など幅広く建設業界の構造的に

  • 下請けになるほどお金や待遇の面で厳しくなり
  • 工事の範囲が広いほど仕事が大変になる

というのが基本中の基本。

 

下請けになるほど年収が低くなる理由は、建設業界はピラミッド構造なので、会社の立ち位置によって契約金額が違うから。

契約金額が違えば売上も大きく変わってくるため、社員の年収に直結する問題です。

 

同じ仕事でも、元請で取れば1億円の仕事になるのに、下請負するだけで4000万円しかもらえない。

ってことが当たり前の業界です。

 

また、工事範囲が広いほど仕事がきつい理由は、覚える仕事内容に大きな差があるから。

特に電気設備なんかは建物の基礎を作るところから関わることになるのでかなりきついです。

工事範囲が狭ければ狭いほど工期が短くて、関わる業者も少ないし、覚える仕事量も少なくなるんですよね。

 

  • 高年収を重視するならピラミッドの頂点(元請業者)に位置する必要があるし
  • 「仕事が楽」を重視するなら工事範囲が狭い仕事をする必要がある

とにかく施工管理の中で年収、仕事の大変さを決めるのは職種選択にかかっているわけです。

 

施工管理を職種別に楽な順に並べると

ここではいくつかある施工管理の職種を仕事が楽な順に紹介していきます。

  1. スポット業者の施工管理(専門会社)
  2. 土木工事施工管理
  3. 建築工事施工管理
  4. 空調・衛生設備施工管理
  5. 電気設備工事施工管理

一つずつ見ていきましょう。

 

1.スポット業者の施工管理(専門会社)

いわゆる専門業界の施工管理会社。

代表的なものとしてエレベーター工事なんかがあります。

 

その他にも

  • 特殊な機械の製造・設置を行う製造業・施工管理会社
  • ニッチな照明機器の製造・設置を行う会社
  • 音響設備の製造・設置を行う会社

などなど、探してみると意外と多いのが専門施工管理会社です。

 

多くの会社が機器の製造から設置、メンテナンスまで一貫して行う業態となっていて

メーカーであるし、施工管理会社でもあるいいとこ取りの業態で、新規参入がしにくいニッチな業界でもあります。

 

製造メーカーの中に施工管理部門があるため、

求人サイトで建築→施工管理と検索してもなかなか出てこないので探しにくいのが難点ですね。

 

求人を探すなら「製造業」のキーワードで検索するといいですよ!

 

2.土木工事施工管理

土木工事施工管理が2番目に楽な理由は、

工事が最初と最後の方に集中する」ことがほとんどだからです。

 

特に土木工事のメインの仕事は建物の基礎工事。

建物を造る上で1番最初に取り掛かる仕事です。

 

基礎工事は建設工事の中でも最も重要な部分と言われていますが、

圧倒的に時間的な余裕がある」ので突貫工事になることはまずないです。

 

建築・電気・設備などが工期終盤の突貫工事は日常茶飯事ですが土木工事はかなり余裕があります。

土木工事の方が先にするって理由だけで大変さがかなり違いますね。

 

3.建築工事施工管理

施工管理を楽な順に並べると建築工事施工管理は3番目。

「電気設備」や「空調・衛生設備」よりも楽です。

 

建築工事施工管理は、

  • 仮設工事から内装・外装工事、設備工事などの多くの業種が絡むため工事範囲が大規模
  • 業務範囲が多いことで人間関係の悩みも増えることが多い
  • 工事範囲が広いため幅広い知識が必要になる

といった理由から1番きついと思われがちですが、

「電気設備」や「空調・衛生設備」よりも圧倒的に楽です。

 

ピラミッドの頂点である建築はどの現場でも元請に立つこと多く、その他業者にとっては仕事を頂いている「お客様

結局は顧客相手に逆らうことはできず、基本は「建築のいいなり」です。

現場では建築が1番偉いんだってオッサンがいまだにいるのが建設業界です。

 

いくら工事範囲が広くて大変とは言えど、やりたい放題の建築は「電気」「空調・衛生」よりも仕事のストレスが少ないのです。

 

4.空調・衛生設備施工管理

施工管理を楽な順に並べると空調・衛生設備施工管理は4番目。

 

空調・衛生設備施工管理は正直かなりしんどい仕事です。

  • 躯体工事から関係するので工事の最初から最後まで関わる
  • 工事図面の取り合いが難しい
  • 設備系は建築系に見下されている風潮がある
  • 建築担当のパワハラを受けやすい

工事範囲が広くて、覚えないといけない知識もたくさんあります。

しかもなぜか設備全般的に建築担当から見下されがちで、理不尽なパワハラが横行しているのが現実。

理由はわからないけど建築担当は設備を下に見ている風潮があるんですよね。

 

5.電気設備工事施工管理

電気設備工事施工管理は5番目です。

僕の勝手な意見ですが電気設備だけは絶対にやらない方がいいですね。

 

電気設備はとにかく大変です。

  • 建物の基礎から最後まで関わるので工事範囲が広い
  • 工事図面の取り合いは空調・衛生が優先されるので電気設備はやりにくい
  • 空調・衛生以上に建築担当に見下されている

空調・衛生設備をさらにひどくしたのが電気設備と思っておくといいですよ。

電気がないと何もできないのに理不尽なパワハラを受けているところを何度も見てきました。

 

電気設備施工管理だけはおすすめできません。

 

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施工管理職に就職するメリット

結論として、どの職種を選択したも施工管理は大変な仕事なことに変わりはありません。

 

しかし、施工管理職に就職するメリットがあるわけで・・・

  • 30代未経験でも就職できる
  • 食いっぱぐれがない安定した仕事
  • 高収入が期待できる

と言った内容となっているので詳しく解説します。

 

30代未経験でも就職できる

施工管理は35歳までであれば職歴なし、未経験であっても就職可能な業界です。

なぜ未経験であっても若者であれば就職可能かといえば、業界全体で若手人材が足りていないという業界の構造上の問題があります。

 

例えば、国土交通省の資料「建設業界における年齢別の技能労働者数」のデータが記載されているのですが、下記データをご覧いただければ若手人材が不足しているのが一目瞭然であることが分かります。

この状況は令和の今でも変わっておりませんでして、若手人材の確保と育成は業界全体の課題です。

そんなわけですから、無職ニートであろうと職歴がなかろうと、35歳以下の若手人材であれば未経験で就職が可能である業界と言えます。

 

食いっぱぐれがない安定した仕事

2つ目のメリットは、施工管理の仕事は食いっぱぐれがない安定した仕事であるということ。

実務経験がモノを言う業界なので、なんでも1年間この仕事を経験しただけでも業界内では重宝されます。

 

今や建設業界は空前の人手不足ですから、施工管理の仕事を1年経験しただけでも他の会社でも雇われやすく、1年間の実務経験があるだけで面接での食いつきは全く違ってきます。

要は、現場の仕事で経験がモノを言う世界ですから、現場経験を積めば積むほど他の現場に行っても重宝されるというわけですね。

 

数年間実務経験を積んで施工管理技士の資格を取得できればほぼ食いっぱぐれることはないでしょう!

 

高収入が期待できる

セコカンプラスのデータによると施工管理の平均年収は620万4190円」です。

もちろん長時間労働の時給が加算されての数値ですが、そこそこいい給料ですよね。

 

厚生労働省の調査によると、サラリーマンなどを含む全職種の平均年収は489万3,100円(平均年齢43.4歳)。

つまり全職種の平均と比べて、施工管理の平均年収は130万円ほど高い。

ちなみにスーパーゼネコンになると平均年収1000万円を超えてきます。

 

未経験でも採用されやすい上に高年収が期待できるのが施工管理職の特徴です。

会社ごとの平均年収とかも知りたいなら、

【ゼネコンランキング】スーパー・準大手・中堅26社を一覧で徹底比較」の記事でまとめているので、ご覧ください!

 

また建築工事は公共事業で発注されているものが多いので翌年に利益が半減なんてこともほぼありません。

ただし、長時間労働を代表するブラック要素が根強い業界なので仕事は大変です。

 

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施工管理が向いている人と向いていない人

働き方改革が進んでるとはいえ、ホワイトな業種と比べると施工管理はまだまだブラックです。

それでも、働き続けている人がたくさんいるのも事実。

 

そこで施工管理を7年続けてきた経験から

施工管理に向いている人・向いていない人の特徴を紹介していきます。

 

施工管理に向いていない人の特徴7選

施工管理に向いていない人は次の7つの特徴が当てはまります。

  • コミュニケーションが苦手
  • 失敗を引きずるタイプ
  • マネジメント経験が浅い
  • 気が弱い
  • パソコンを利用する仕事が苦手
  • 体力に自信がない
  • マルチタスクが苦手

上記のような特徴が当てはまる人は、施工管理の大変さに続けられない人が多いです。

 

特にコミュニケーション、マルチタスク、体力、気力は施工管理をこなしていく上で必要な能力で、

苦手な人は施工管理は向いていない可能性が高い。

 

施工管理は多くの人とコミュニケーションを取りながら、スケジュール通りに仕事を進めることを求められるわけで。

このような仕事が難しい、自分には向いていないと感じる場合、施工管理はやめておいた方が無難です。

 

施工管理に向いている人の特徴5選

逆に施工管理に向いている人は次の7つの特徴が当てはまります。

  1. 建設業界に興味がある人
  2. 体力がある人
  3. 体育会系のノリに慣れてる人
  4. コミュニケーションが得意な人
  5. 働き方よりも給料が高い方を優先する人

上記のような特徴が当てはまる人は、施工管理の環境でも続けられる人が多いです。

 

さまざまな年齢層で個性的な性格の職人さんとコミュニケーションを取ったり、時には引っ張って行くことが求められます。

 

施工管理の平均年収は他の職種に比べて高い方なので、

休日数やフレックス制度など働き方よりも給与が多い方を優先したい人におすすめです。

 

施工管理に転職できるおすすめ転職エージェント

本気で施工管理への転職を考えるなら、施工管理が得意な転職エージェントを使いましょう。

ガチで厳選したおすすめ転職エージェントはこちらです。

 

おすすめの転職エージェント

それぞれの転職エージェントの特徴を詳しく解説していきます。

 

doda

doda

✔︎公式:https://doda.jp/

おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️4
エリア 全国
年齢層 全年齢/全職種・業種
得意分野 総合転職
運営会社 パーソルキャリア株式会社

doda』は、求人の量と質ともに満足度の高い転職サイトです。

転職サイトといいながら転職エージェント機能もあるため、dodaで求人を探して、転職エージェントから応募するのがおすすめ!

転職サイト/エージェントのいいとこ取りと言えますね!

 

転職サイトと一体化していることで、自分で応募したり、気になる求人を調べたりもできるのが便利な点です。

中でも転職サイトの中にある「転職人気企業ランキング」「合格診断」が参考になりますよ!

 

大手とあって約10万件の求人を保有しており、未経験からキャリアアップ転職までさまざまな方の転職をサポートしているエージェントです。

利用価値は高いので登録しておいて損はないですよ。

dodaの特徴

  • 国内最大級の求人数
  • サイト/エージェントのいいとこ取り
  • 総合的に使いやすい

dodaの口コミ・評判(抜粋)

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ジェイック

✔︎公式:https://www.jaic-college.jp/

おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️4
エリア 全国
年齢層 20代〜39歳まで
得意分野 フリーター・未経験・既卒・大学中退専
運営会社 株式会社ジェイック

他の転職・就職エージェントと異なるのは、無料就活講座で就活を最初から最後までサポートしてくれる点。

結論を言うと、既卒でもフリーターでも、ジェイックを受けさえすればすれば正社員になれる可能性は非常に高いです。

 

  • 未経験から施工管理に就きたい
  • 一度も就職したことがない
  • フリーターから正社員になりたい

と言った方向けの転職就職エージェントです。

 

ジェイックの特徴として次の3つが挙げられます。

  • 手厚い研修が無料で受けられる
  • 充実したサポート体制
  • 就職実績が豊富

 

特に無料で

  • ビジネスマナー
  • 自己分析
  • 企業研究
  • 履歴書作成
  • 面接対策

などが学べる『就職カレッジ』は、未経験者の就職活動に特化したコースで、

就職成功率が高く普通に就活するよりも2倍近く就職しやすくなっています。

 

ジェイックは、

  • 未経験から施工管理に就きたい
  • 一度も就職したことがないけど施工管理にチャレンジしたい

そんな方におすすめの転職・就職エージェントです。

ジェイックの口コミ・評判(抜粋)

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JACリクルートメント

JACリクルートメント

✔︎公式サイト:https://jac-recruitment.jp/

おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️4
エリア 全国
年齢層 30~50代
得意分野 外資系企業
ハイクラス案件
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント

JACリクルートメントは、ロンドンが発祥の外資系転職エージェント。

外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1。

 

数ある転職エージェントの中でも、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。

マイナビAGENT」や「リクルートAGENT」では紹介してもらえない案件もJAC リクルートメントなら紹介してもらえるのが強みです。

 

しかし、ハイキャリア案件が多い反面、

  • 高学歴である
  • 英語あるいは別言語の能力がある(TOEIC700以上など)
  • 技術職など特定スキルに関するスペシャリストである
  • マネジメント経験がある
  • 海外勤務経験がある

など市場価値が高くないとそれなりの案件しか紹介さずドライな対応を受けることもしばしば。

 

20代の僕はスキルも経験も積み上げてないから難しいかも
JACは、スキルと経験が豊富な30代、40代におすすめですね!

特に転職市場価値が高い方は『JACリクルートメント』に必ず登録するべきですよ!

JACリクルートメントの口コミ・評判(抜粋)

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まとめ

本記事は、実は施工管理って意外と楽な仕事?職種ごとの特徴と楽な順番とは!?についてまとめました。

 

最後の本記事をまとめると

まとめ

  • 高年収を重視するなら業界のピラミッドの頂点(元請業者)に位置する必要がある
  • 「仕事が楽」を重視するなら工事範囲が狭い仕事をする必要がある
  • 施工管理で1番楽なのはスポット業者の施工管理(専門会社)
  • 電気設備工事施工管理は1番しんどい
  • 施工管理には30代未経験でも就職可、高収入などメリットあり
  • 施工管理で働きたいなら転職エージェントを利用すべき!

施工管理の中でもどのジャンルを選ぶかで仕事の大変さが大きく変わります。

 

業界的に長時間労働のレッテルを貼られていて

年収が高い割に不人気で人手不足なので、未経験でも転職できる職種です。

 

年齢が高くなるほどハードルは上がるので、若手枠として採用してくれる35歳までがチャンスです。

 

本気で転職を考えるなら、転職エージェントに2つ~3つ登録して情報収集から始めておきましょう。

5分ほどで登録ができるし、一度登録しておけば希望の求人が自動で送信されてきますので。

 

需要がある20代~30代の期間はあっという間に過ぎてしまうので、思考停止せず動いてくださいね!

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