施工管理からのおすすめ転職先7選を解説!経験を活かしてキャリアアップへ!

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もう限界だよ…、これ以上、施工管理を続けるのは無理だ…。「施工管理から転職したい!」という人に向けて。

本記事では施工管理を8年経験した筆者が「施工管理からのおすすめの転職先7選」をご紹介します。

現状を変えるため「異業種へ転職したならやるべき3つ」についてもお伝えするので

参考になれば幸いです。

仕事のプレッシャーはハンパないし・・

朝は早くて帰りは遅い・・

職人さんや上司、元請けには理不尽にキレられる・・

もう施工管理辞めたい。異業種に転職したい。

こういった悩みや問題を抱えて、施工管理から異業種への転職を考えている人もいると思います。

僕も施工管理を8年経験してきましたが、

  • きつい
  • 汚い
  • 危険

いわゆる「3K」はまさにこのことで、

  • 土曜・祝日は仕事が基本
  • 8時朝礼→7時には現場で朝当番→始発で出勤
  • 帰りは終電になることも
  • マウントとってくる元請け、上司、職人

など「仕事でしんどいと言われること」が全て詰まっているのが施工管理の仕事です。

だけど、

  • そこそこ給料が良い
  • 忙しくて転職活動ができない

って理由で、ズルズルと続けている人が多いと思います。

そこで本記事では、施工管理から転職するおすすめの異業種をご紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね。

目次

施工管理の経験が活かせるおすすめ転職先7選

施工管理の経験が活かせるおすすめ転職先7選をご紹介します。

一つずつ解説していきます。

デベロッパー

施工管理からのおすすめの転職先、1つ目は「デベロッパー」。

デベロッパーは不動産業界の中でもトップ、花形エリートと言ってもいい存在。

そのため、大手になると平均年収は1100万円を超え、残業も少なく非常に人気の仕事です。

施工管理から転職する道としてかなり理想的ではないでしょうか。

 

デベロッパーの仕事をひとことで言うと「街づくり

  • 再開発事業
  • リゾート開発
  • 商業ビルの開発
  • マンション開発
  • 大規模宅地開発
  • オフィスビル・商業施設の開発

など街づくりに関わる幅広い事業を手がけています。

建設会社はデベロッパーから建設事業を受注するので、いわば上流に上がるようなイメージですね。

デベロッパーのメリット

施工管理からデベロッパーへの転職には、次のようなメリットがあります。

  • 施工管理の経験を活かせる
  • 平均年収1000万円越え
  • 働き方が改善される

デベロッパーの魅力は何といっても高年収。

その中でもデベロッパーのトップ5社はかなりの高年収で、転職難易度も高いです。

順位 社名 平均年収
1位 ヒューリック 1,418万円
2位 東急不動産 1,195万円
3位 三菱地所 1,190万円
4位 野村不動産 1,188万円
5位 三井不動産 1,141万円

残業時間も平均30~40時間とワークライフバランスの改善も期待できます。

施工管理の経験やスキルを活かせるのもメリットですね。

デベロッパーのデメリット

デメリットは以下の3点があげられます。

  • 施工管理の経験・スキルだけでは物足りない
  • 中途採用求人が少ない
  • 飲み会が多いなど負の面もある

施工管理の経験・スキルだけでは物足りないところがあるのも事実です。

多くの転職者は他企業で不動産開発や用地所得の経験があるなど、

不動産業界での経験も問われることがデベロッパー転職への難易度が高いポイントです。

1級建築士があればかなり転職に有利になりますね。

また、超ホワイトな人気業界なので退職者が少ないこともあり

中途採用の求人は少ないです。

転職エージェントの非公開求人を狙うなど戦略的な転職活動が必須ですね。

業界的に飲み会が多いなど負の面もあったりします…。

用地所得のために地主と飲んで仲良くなったり、上司と毎日飲みに行ったりが割とある業界なので

飲み会は絶対に行きたくないって人は仕事のやり難さを感じるかもしれませんね。

転職エージェントとは

無料で求人を紹介してもらえたり、企業との日程調整をしてくれるサービスです。

僕自身、実際に5つの転職サイト・エージェントを使った結果、多くの人におすすめできるのは

かな、と思っています。

リクルートAGENTは、ほぼ全ての業界の求人を網羅しており、日本最大級の求人数を保有しています。

転職エージェントを利用する上で情報の量はかなり重要で。

その点、リクルートAGENTは、

情報をたっぷり提供した上でこちらの判断を待ってくれるので、定期的な転職活動にはピッタリですね。

一方、JACリクルートメントは、日系大手企業・外資系企業に強いエージェントです。

こちらも大手で、クオリティの高さには定評があります。

即戦力案件が得意なので、30代以上の人・年収アップの案件をチェックしたい人・専門職の人と相性の良いエージェントですね。

ファシリティマネジメント

施工管理からのおすすめの転職先、2つ目は「ファシリティマネジメント」。

ファシリティマネジメントとは、企業や団体などの組織が保有または管理する全ての施設および環境(ファシリティ)について、

経営戦略視点から企画、運用、維持、管理、活用を行う職種です。

ファシリティマネジメントを具体的に説明すると、

  1. ファシリティ(土地、建物、構築物、設備等)すべてを経営にとって最適な状態(コスト最小、効果最大)で保有し、賃借し、使用し、運営し、維持するための総合的な経営活動。
  2. 経営組織のなかで、事業(ビジネス)を支える4つの機能分野(人事、ICT、財務、FM)は、経営を支える基盤として位置づけられる。
FMとは

出展:日本ファシリティマネジメント協会|ファシリティマネジメント(FM)とは

経営組織の基盤となる重要なポジションとなりますね。

ファシリティマネジメントのメリット

施工管理からファシリティマネジメントへの転職には、次のようなメリットがあります。

  • 施工管理の経験を活かせる
  • 働き方が改善される
  • 今後も需要の増加が見込まれる

ファシリティマネジメントの応募条件に「ゼネコン、サブコンでの現場代理人の経験」と記載されていることもあり

施工管理の経験やスキルを存分に活かすことができます。

また年収水準も高く、メガバンクや大手企業のファシリティマネジメントになると年収1000万も実現可能で。

残業時間も少なく、ワークライフバランスも整いやすい環境です。

特に注目なのが今後も需要の増加が見込まれる点で。

  • 設備などの無駄をなくして効率的な経営を実現するため
  • 地方自治体では人口減少による税収減が予想されている

など日本経済が抱えている問題を解消するために、

今あるファシリティ(土地、建物、構築物、設備等)を最適化して、良好な状態で次世代に継承すること

を実現する方法としてファシリティマネジメントを取り入れる企業の増加が予想されています。

ファシリティマネジメントのデメリット

デメリットは以下の3点があげられます。

  • 社内に向いた業務のため社外との関わりが少ない
  • スーパーゼネコンから転職は年収が下がるかも

ファシリティマネジメントは経営組織の基盤となるポジションです。

そのため、経理や人事と同じく社内に向いた業務のため社外との関わりが少ない特徴があります。

今まで施工管理として社外のさまざまな人たちとバリバリやってきたって人ほど

「物足りない」と感じる可能性があります。

メガバンクや大手企業のファシリティマネジメントの年収水準は高いですが、

もしスーパーゼネコンから転職するとなると年収が下がる可能性があります。

コンストラクションマネジメント

施工管理からのおすすめの転職先、3つ目は「コンストラクション・マネジメント」。

「コンストラクション・マネジメント(CM)」とは、

建設プロジェクトを成功に導くため、専門性の高いコンストラクション・マネジャー(CMr)が技術的な中立性を保ちつつ、

発注者の立場に立ってそのプロジェクトのマネジメントを行うこと。

コンストラクションマネジメントとは

出展:日本コンストラクション・マネジメント協会|CMとは

発注者支援業務を行う仕事で。

請負側から発注者側に上流工程に進むわけですね。

コンストラクションマネジメントのメリット

施工管理からコンストラクションマネジメントへの転職には、次のようなメリットがあります。

  • 施工管理の経験を活かせる
  • 働き方が改善される

コンストラクションマネジメントは、

  • 企画フェーズ
  • 設計者選定フェーズ
  • 設計フェーズ
  • 施工者選定フェーズ
  • 工事フェーズ

という流れで仕事が進みます。

今まで監理されていた側に回るわけですから、

施工管理の経験と専門スキルを存分に発揮することができます。

残業時間は20〜30時間と施工管理に比べてかなり減少するので

ワークライフバランスの改善も期待できますね。

企業によっては年収700万〜1000万円と高水準です。

建設プロジェクトに発注者側から関わることで施工管理とは違った視点で学ぶことができる素晴らしい職種ですね。

コンストラクションマネジメントのデメリット

デメリットは以下の2点があげられます。

  • プロジェクトによっては出張が多くなりがち
  • スーパーゼネコンから転職は年収が下がるかも

県外のプロジェクトを担当するとどうしても出張が多くなってしまいます。

定例会議などひと月に数回の出張は覚悟しておいた方がいいでしょう。

また、業界全体の平均年収は500万円なので

スーパーゼネコンから転職する人は年収が下がる可能性があります。

ただ間違いなく働き方は改善できますよね。

電力会社

施工管理からのおすすめの転職先、4つ目は「電力会社」。

電力会社は電気設備系の施工管理を経験している人におすすめです。

電力会社のメリット

施工管理から電力会社への転職には、次のようなメリットがあります。

  • 施工管理の経験が活かせる
  • 平均年収は800万越え
  • ワークライフバランスが整う
  • 福利厚生が充実している
  • 今後も安定した経営が予想されている

電力会社は平均年収800万円越えと高年収で、さらに今後ますますエネルギー需要が高まることからかなり安定しています。

順位 企業名 平均年収 (万円)
1 イーレックス 1,147万円
2 中部電力 849万円
3 関西電力 836万円
4 東京電力HD 819万円

「施工管理の経験が活かせる」はデベロッパーと同様です。

残業も少なく、福利厚生も充実しているので

  • 年収は下げたくないけど
  • 働き方を変えたい

と悩んでいる施工管理におすすめです。

電力会社のデメリット

デメリットは以下の2点があげられます。

  • スーパーゼネコンから転職は年収が下がるかも
  • 中途採用の求人数がかなり少ない

ほとんどの施工管理者には年収アップが期待できますが、

もしスーパーゼネコンから転職するとなると年収が下がる可能性があります。

働く時間は確実に減らせるけど、年収はとんとんもしくは、減るかもぐらいに思っておきましょう。

また、デベロッパーよりも中途採用の求人は少ない傾向です。

電力会社も新卒募集者がメインで、ホワイトな業界のため退職者も少ないので

転職エージェントの非公開求人を狙うなど戦略的な転職活動を行っていきましょう。

都市再生機構

施工管理からのおすすめの転職先、5つ目は「都市再生機構」。

都市再生機構とは、いわゆる「UR」のことです。

主な業務としては、

  • 都市再生(地域経済活性化や防災性向上)
  • 賃貸住宅(多世代が居住可能な環境整備)
  • 災害復興(東日本大震災や熊本地震)

等を行っています。

都市再生機構のメリット

施工管理から都市再生機構への転職には、次のようなメリットがあります。

  • 施工管理の経験が活かせる
  • 平均年収は800万円越え
  • ワークライフバランスが整う

都市再生機構の平均年収は825万円と高く、

  • 平均残業:20時間
  • 休日出勤:土日休み

残業時間も少なく働きやすい仕事なので

  • 平日は会社帰りに飲みに行くこともできる
  • 副業をすることできる
  • 土日休みは自由な時間がたっぷりある

という感じでワークライフバランスも整います。

技術職は、施工管理の経験や知識が活かせるのでおすすめです。

都市再生機構のデメリット

デメリットは以下の2点があげられます。

  • 中途採用の求人数がかなり少ない
  • 非公開求人となっている場合が多い

都市再生機構の離職率は驚異の1%

辞める人が少ないため市場に出回る求人数も少なく、

非公開求人となっている場合が多いです。

かなり転職難易度が高いですね。

では、どうすればよいのかというと・・・

転職エージェントに登録する!これだけです。

転職エージェントとは

無料で求人を紹介してもらえたり、企業との日程調整をしてくれるサービスです。

僕自身、実際に5つの転職サイト・エージェントを使った結果、多くの人におすすめできるのは

かな、と思っています。

リクルートAGENTは、ほぼ全ての業界の求人を網羅しており、日本最大級の求人数を保有しています。

転職エージェントを利用する上で情報の量はかなり重要で。

その点、リクルートAGENTは、

情報をたっぷり提供した上でこちらの判断を待ってくれるので、定期的な転職活動にはピッタリですね。

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リクルートエージェントの評判はアリ?ナシ?すべての転職者が登録すべき理由とは? こんな人に向けて書いています。 転職活動を始めるときにリクルート AGNETってよく目にしますよね。 それもそのはず、リクルート AGNETは業界最大級の転職エージェント...

一方、JACリクルートメントは、日系大手企業・外資系企業に強いエージェントです。

こちらも大手で、クオリティの高さには定評があります。

即戦力案件が得意なので、30代以上の人・年収アップの案件をチェックしたい人・専門職の人と相性の良いエージェントですね。

地方公務員

施工管理からのおすすめの転職先、6つ目は「地方公務員」。

特に技術系の公務員は、施工管理の経験や知識が重宝されるので採用されやすいです。

発注者側に回るという感じですね。

地方公務員のメリット

施工管理から地方公務員への転職には、次のようなメリットがあります。

  • 数字に追われることがなくなる
  • ボーナス、退職金が大きい
  • 安定していて、年金が多く受け取れる

地方公務員の業務は利益を作るのが目的ではないので、数字に追われることがありません。

今までコスト管理地獄に追われていた日々から解放されますね。

地方公務員は、一般企業と比べてボーナス、退職金が多く

  • ボーナスは、「平均約164万円
  • 退職金は、「約2200万円

といった具合で

地方公務員に転職するだけで老後2000万円問題が解決します。

それに会社の業績などに左右されることが無く、収入が安定していて年功序列で昇給できます。

公務員になると老後心配も減ります。

  • 一般的な年金相場は約14.6万円/月
  • 公務員の年金相場は約18.8万円/月

という形で一般企業に勤めるよりも年金を多く受け取れます。

地方公務員のデメリット

デメリットは以下の2点があげられます。

  • 仕事を頑張っても給料は変わらない
  • 転職では不利になる

地方公務員は年功序列なので、若手時代からどれだけ仕事を頑張っても給料を上げることは難しいです。

大手デベロッパーだと30代で1000万円実現可能ですが、地方公務員は30代で約464万円

全体平均が約631万円なので民間企業の平均よりは高いですが、

キャリアアップしてどんどん稼ぎたい人には物足りない数字かもしれません。

「地方公務員になったけど向いていない…転職したい…」となった場合がちょっと大変で。

地方公務員では専門的なスキル・知識を身に付けることができないので、転職市場では不利になることが多いです。

地方公務員を定年まで続けるつもりなら問題ないですよ。

転職を視野に入れているのであれば、地方公務員はやめておいた方がいいかもしれません。

地方公務員になるには

地方公務員になるには、公務員採用試験を受ける必要があり、

一般的には択一式の教養試験、論文試験、人物試験(面接)が実施されます。

公正公平な試験なので、気になる人は「〇〇市 採用情報」で検索してみて下さい。

IT業界

施工管理からのおすすめの転職先、7つ目は「IT業界全般」です。

IT業界と言っても本当に幅が広いです。職種も

  • エンジニア
  • デザイナー
  • マーケター

などさまざまな仕事があります。

IT業界のメリット

施工管理からIT業界への転職には、次のようなメリットがあります。

  • 今後も伸びる業界である
  • スキルアップができる

ITのスキルを身につけると、転職や独立が容易になります。

IT業界は一生役に立つスキルを身につけることが可能なのです。

また、「IT×建築」など、自分の強みとかけ合わせることで、転職活動を容易にすることができます。

興味がある人は、ぜひチャレンジをしてみて下さい!

IT業界のデメリット

デメリットは以下があげられます。

  • 経験を求められること

基本的に施工管理はITの経験が不足しているので、「ITに強い興味がある」ということをアピールする必要があります。

できればITパスポートなどの資格をとったり、ITを勉強している証拠を残せるとよいでしょう。

年代ごとにおすすめ転職先・業界

本章では年代ごとのおすすめ転職先・業界についてまとめています。

20代におすすめの転職先

20代におすすめの転職先ランキングは以下の通りです。(独断と偏見)

  1. IT業界
  2. 地方公務員
  3. 電力会社or都市再生機構

となります。

その根拠は?

20代の転職は「ポテンシャル採用」という方法で採用される可能性があることがポイントです。

ポテンシャル採用とは

ポテンシャル採用とは、潜在能力を意味する「ポテンシャル」を重視した選考方法です。

応募者の潜在的な資質や可能性など、将来性に重きを置いています。

なので、未経験の業種などにも積極的に挑戦することが可能になります。

そのため、不動産、建設業界以外にも積極的に挑戦するのもアリ!と考え、IT業界を一位にさせていただきました。

当前ですが、業種・職種はみなさん次第なので、あくまで参考程度にして下さいね!

30代におすすめの転職先

30代におすすめの転職先ランキングは以下の通りです。

  1. デベロッパー
  2. ファシリティマネジメント
  3. コンストラクションマネジメント

20代と違い、30代となるとポテンシャル採用は少なくなります。

その分、施工管理の経験や専門スキルが良い感じに蓄積されているので、

発注者側にキャリアアップする道が一番おすすめです。

自分の経験、スキルがどれだけ活かせるのか。

超難関のデベロッパーへチャレンジしてみて下さい。

発注者側に回れば年収を上げることも期待できるので

転職エージェントで適切なアドバイスをもらいながら転職活動を行っていきましょう。

40代におすすめの転職先

40代におすすめの転職先ランキングは以下の通りです。

  1. デベロッパー
  2. ファシリティマネジメント
  3. コンストラクションマネジメント

40代は人生経験が豊富なので、20代、30代とはまた違った転職先へのアプローチが必要になるでしょう。

施工管理の経験や専門スキル、知見がかなり蓄積されているので、

発注者側からコンサル的なポジションでプロジェクト管理していくことを求められます。

その点さえ覚悟をしておけば、さまざまな求人を探すことは十分に可能でしょう。

50代におすすめの転職先

50代におすすめの転職先ランキングは以下の通りです。

  1. ファシリティマネジメント
  2. コンストラクションマネジメント

50代のおすすめの転職先は「建設業界」になります。

50代で施工管理からの転職をする方ももちろんいるのですが、基本的に転職は簡単ではありません。

やはり経験を活かせる建設業界が一番おすすめができます。一言で建設業界と言っても

  1. ファシリティマネジメント
  2. コンストラクションマネジメント

など発注者側で仕事をすることで、ワークライフバランスは改善できますよ。

また、収入に関しては下がることを覚悟しておきましょう。50代の転職で施工管理よりもさらに収入を上げることは非常に難しいです。

今まで何十年と蓄積してきた施工管理の経験や専門スキル、知見を活かさないのは非常にもったいないです。

建設業界の軸は残しつつ、ポジションを変えるような転職が一番ベストですね。

転職エージェントでよく調べてみましょう!

【やめとけ】おすすめしない施工管理の転職先5選

本章ではおすすめしない、辞めておいた方が良い施工管理の転職先5選をご紹介します。

一つずつ解説していきます。

スーパーゼネコン

年収は間違いなく上がります。

ただそれだけです…。

転勤は確実にあるし、大型プロジェクトだと数年入りっぱなしだし、生活環境は全然改善できません。

年収が上がるならどうだっていいって人以外やめておいた方がいいですよ。

地方ゼネコン

「Uターンして、地元のゼネコンに入ってそこそこの現場をやった方が楽なんじゃないか…?」

スーパーも準大手も中堅も地方もゼネコンはどこも一緒です。

スーパーゼネコンほどの大型案件がない分、一人が抱える業務の幅が広いので、

業務量は変わりません。

ハウスメーカーの施工管理

ハウスメーカーの施工管理になっても働き方は変わりません。

やってることはゼネコンの施工管理と何ら違いがないし、

営業と一体になっているケースもあり、もっと忙しくなることだってあります。

不動産管理

施工管理のような激務ではなく、シフト制でしっかり休日も取れますが、

年収は確実に下がります。

「とにかくワークライフバランスを改善できれば何だっていい」なら別ですが、

年収が下がる転職は正直あまりおすすめしません。

下請けメーカー

下請けメーカーに転職するのは珍しくないですが、

年収が確実に下がってしまいます。

建設業界ピラミッドの下流に行くわけですから同然のことですが。

今まで下請けメーカーの見積もりにネゴしてきたと思います。

施工管理は潰しが効かないはウソ!他業界でも役立つ理由2つ

施工管理は潰しが効かない」と言う意見は大間違いです。

その理由を2つご紹介します。

順番に解説していきます。

専門スキルは他業界でも評価される

まず最初にお伝えしたいのが、施工管理の専門スキルは他業界でも評価されるということ。

  • 工程管理
  • 品質管理
  • 施工コストの管理
  • 官公庁への届出書類

といった専門スキルは

  • 不動産デベロッパー
  • 金融業界のファシリティマネジメント
  • コンストラクションマネジメント

などの業界・職種で大いに役立てることができます。

業界は違えど、建物を建築して維持管理して行くために

  • 施工コストの交渉
  • 工事発注管理
  • 保有不動産の維持、運営

などの必要な専門スキルは共通しているわけです。

上記の専門スキルに各業界の専門性をプラスαして学んでことでより価値が深まります。

ポータブルなビジネススキルが身に付く

施工管理は業務量が非常に多く難易度の高いビジネスです。

例えば

  • 建設コスト管理
  • スタッフ、作業員のマネジメント
  • 人・物の手配
  • 定例会議の資料作り
  • 工程管理

などの業務を日常的に行なっていると思います。

上記の規模の業務をこなすには

  • コミュニケーション力
  • マネジメントスキル
  • リーダーシップ
  • プレゼン力

といった管理職レベルのビジネススキルを必要とするわけです。

つまり、施工管理の膨大な業務量をこなしているあなたには、すでに高いビジネススキルが身についていると言えます。

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異業種に転職したいならやるべき3つ

本章では、施工管理から転職したいならやるべき3つをご紹介します。

1つずつ解説していきます!

職務経歴書は志望する会社専用にする

施工管理での経験だけをつらつらと書くだけでは職務経歴書として不十分です。

  • なんで異業種に転職したいのか?
  • どの経験を活かすことができるのか?
  • 異業種に転職した後どうしたいのか?

この辺りを明確にしておきましょう。

特に「求人要項」をしっかり読み解くことが重要なポイント。

「仕事内容」「求める人物像」「必要な能力・スキル」が相手のニーズで、

「自分を雇うメリット」が相手のニーズと合致していれば、採用確度は更に高くなります。

つまり「自分のスゴいところ」を推すのではなく

相手が求めていることに対して、自分に出来ること」を伝えるのが基本です。

転職エージェントを使う

施工管理から転職するなら、転職エージェントを使いましょう。

試しに登録してみるとわかりますが、ほぼ確実に転職先を紹介してくれますので。

転職エージェントとは

  • 完全無料の転職支援サービス
  • 各業界に知見のある転職のプロが相談にのってくれる
  • あなたに合った優良企業を紹介してくれる
  • 転職サイトにない人気企業の求人がある
  • 書類のチェック、面接対策をしてくれる
  • 書類や面接の通過率を上げてくれる
  • 入社時期・条件の交渉をしてくれる

企業側のニーズを読み解くためにも転職エージェントを使うべきで。

転職エージェントの担当者は、企業の人事担当や経営者がどんな人材を求めているか把握しています。

ネット検索だけでは得られない一次情報を掴むためにも有効活用していきましょう。

ちなみに、転職するか悩んでいる方でも、転職エージェントの登録はOK。

とりあえず話を聞いてみよう!」って感じでも大丈夫です。

僕自身、実際に5つの転職サイト・エージェントを使った結果、多くの人におすすめできるのは

かな、と思っています。

リクルートAGENTは、ほぼ全ての業界の求人を網羅しており、日本最大級の求人数を保有しています。

転職エージェントを利用する上で情報の量はかなり重要で。

その点、リクルートAGENTは、

情報をたっぷり提供した上でこちらの判断を待ってくれるので、定期的な転職活動にはピッタリですね。

一方、JACリクルートメントは、日系大手企業・外資系企業に強いエージェントです。

こちらも大手で、クオリティの高さには定評があります。

即戦力案件が得意なので、30代以上の人・年収アップの案件をチェックしたい人・専門職の人と相性の良いエージェントですね。

おすすめの転職エージェント

  • リクルート AGENT
    【公式】
    総求人数圧倒的第1位!20代後半〜30代以上向けの求人が多い!
  • JAC リクルートメント
    【公式】
    コンサルタントの質が高く、質の高いハイキャリア案件が圧倒的に多い!

企業HPからエントリーも選択肢の一つ

企業HPからエントリーするのも選択肢の一つです。

なぜなら企業が転職エージェントを使った採用はかなりお金がかかります。

採用させればお金がもらえる成果報酬型のビジネスモデルで、

おおよそ採用時の月収3ヶ月と言われています。

あなた一人を採用するために企業は100万円払うわけですね。

そんなにお金がかかると「絶対に失敗できないな」って思考になりませんか?

ギャンブルするより安定思考でギャップが少ない同業界・同職種から選びたくなりますよね。

その点、企業HPからのエントリーすれば転職エージェントを軽油よりも圧倒的に採用コストがかからないわけです。

転職エージェントにも良し悪しがあるので、

企業HPから応募エントリーする選択肢も持っておきましょう。

まとめ

最後にもう一度、施工管理の仕事に就いている人におすすめの転職先をお伝えします。

転職の参考になれば幸いです。

  • このまま施工管理を続けたくない
  • 毎日しんどくて耐えられない
  • 自分の人生を変えたい

そう思っているなら、今すぐ転職活動を始めましょう。

「転職活動」自体はノーリスク。軽い気持ちで始めればOKです。

転職したいなら「できるだけ若い方が有利」

しんどくて苦しい毎日から抜け出したいと思いながらもズルズルと人生を過ごす。

そんな毎日を過ごすヒマはありませんよ。

同じことを繰り返しても同じ結果しか生まれない」ってこと。

今が苦しくてキャパを超えているならとりあえず辞めるもの全然アリです。

とにかく「人生を変えたいなら何か違うことをする」ってことですよ。

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