転職活動は普通、当たり前の世の中です。
そんな時代にエリートではないけど、問題児でもない、真面目に仕事をしてきた普通のサラリーマンはどう立ち回るべきか。
この記事では、転職活動は普通の実態(データで解説)、転職活動をするべき理由について解説します。


こんなサラリーマンに向けて書いています。
いきなりですが、断言します。

そこで、この記事では、
- 特別エリートではないけど
- 問題児でもなく
- そこそこ真面目に働いてきた
ごく普通のサラリーマンが、転職活動について知っておくべきことをまとめてみました。
本記事の内容
- サラリーマンの転職活動の実態をデータで明らかに!
- 普通のサラリーマンこそ転職活動をすべき4つの理由を解説
- 成功に導くための転職活動のやり方を解説
仕事はちゃんと真面目にやるし、そこそこ結果も残してる・・だけど転職なんて考えたことなかった。
そんな人は、転職活動の普通についてチェックしていきましょう。
【転職活動は普通の時代】の真実とは!?データでひもとく

でもまだ転職にためらいのある人も多いことでしょう。
実際、僕の勤め先も中途入社の人が年々増加しています。
転職は普通の時代になった。
その事実をデータでひもといていきますね。
①2020年の転職率は5%弱
総務省の「労働力調査 長期時系列データ」によれば、2020年時点の転職率は5%弱です。
※転職率の対象は現在働いていて、前職があり、1年以内に離職を経験した人
ざっくり言えば、毎年20人に1人転職している‥みたいなイメージですかね。
さらにマイナビが発表した「転職動向調査2021年版」によれば、
「転職は前向きな行動である」という回答が前年比1.4pt増の69.7%で、過去3年間と比較しても増加傾向にあります。

②転職者数は2011年から10%ほど増加
転職者数は右肩上がりで増加しており、2011年から10%ほど増加しています。
転職者数については総務省統計局が発表した「労働力調査(詳細集計)」に詳しいデータが記載されているます。
このデータによれば、ここ10年の転職率は以下のようになっています。
年 | 転職者数 |
2011年 | 284万人 |
2012年 | 286万人 |
2013年 | 287万人 |
2014年 | 291万人 |
2015年 | 299万人 |
2016年 | 307万人 |
2017年 | 311万人 |
2018年 | 329万人 |
2019年 | 351万人 |
2020年 | 319万人 |
- 2011年から10%ほどの増加
- 新型コロナ流行前の2019年時点だと最大20%近くまで増加

③有効求人倍率は1.18倍、まだまだ転職はアリ
2021年1月29日に厚生労働省から発表された、2020年平均の有効求人倍率は1.18倍でした。
有効求人倍率とは経済指標のひとつとなっており
- 求職者1人あたりに
- 何件求人があるのか
を示しているものです。
1倍を超えるということは、求職者よりも求人数が上回っているという計算になります。
つまり新型コロナ流行の真っ只中でも、まだまだ転職志望者側に優位な売り手市場が続いているということ
まだまだ転職はアリですよ。

普通のサラリーマンこそ転職活動すべき4つの事実


- 特別、今の勤め先に不満があるわけじゃない
- 転職しようと考えたことがなかった
そんな普通のサラリーマンこそ、転職活動はやっておくべきです。
- ①スキルアップに効果的
- ②年収アップの手段の一つ
- ③1社目で自分に合う仕事に出会うのは困難
- ④終身雇用の崩壊
一つずつくわしく解説しますね。
①スキルアップに効果的
まず、転職活動はスキルアップに非常に役立ちます。
実際に転職するのではなく、転職活動という行為そのものが役立つという事実です。

転職活動をすると、転職市場では
- どんなスキル
- どんな知識
- どんな実績や経験
が評価されているのか見えてきます。
基本的に今の勤め先が評価してくれている=他の会社も評価してくれる
というのは間違いで、
- 今の勤め先で営業成績が優秀だったとしても
- 会社の商品が売れるものだったかもしれないし
- 優秀な上司のフォローがあったかもしれないし
今の会社の評価軸と転職市場の評価軸にはギャップがあるもの。
その点、「転職市場で評価されること≒世の中の会社が求めていること」ですから、転職活動を通して世の中で求められているスキルが見えてくるわけです。
- この資格があると年収1000万円超えも狙えるのか
- このスキルがあれば内定取りまくれるのか
- この経験をしておけば転職市場で有利だな
といった事実が見えてくれば、スキルアップで人生が変わるわけですよね。
転職活動はスキルアップのモチベーションになります。

②年収アップの手段
転職は年収アップに有効な手段になります。
長らく不況に甘んじている日本では、年功序列が賃金が上がるのを待つより、転職した方がはるかに早くカンタンに年収が上がるケースが多いです。
厚生労働省の調査を元に計算すると、
- 転職して年収(賃金)が上がった人は全体の40.4%
- 減った人は36.1%
- 変わらないと答えた人は22.1%
とデータにもあらわれています。
あなたの年収を決めるのに
- あなたが持つスキルや資格は直接の関係がなく
- あなたがどの会社にいるか
- その会社は稼げる市場構造や業界か
といったことが関係します。

人生「お金」がすべてではないと言いますが、結局のところ「お金」があればほとんどの問題が解決するわけです。

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給料安くてモチベーションが下がる仕事は辞めるべき!年収アップを実現する4つの方法
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③1社目で自分に合う仕事に出会うのは困難

- あなたは、今の仕事が天職だと感じていますか?
- あなたにとって、今の職場が自分に合っていると心から感じていますか?
僕たちは人生の大半の時間を労働に使うわけなので、
- 自分に合った仕事がしたい
- 天職と言える仕事に出会いたい
というのは当然のことです。
しかし、新卒1社目で適職に出会うことは現実的に難しいのは明らか。
まだ社会経験もない学生が、就活で最適な職業選択ができるわけもなく
仕事のことはよく分からないまま選んだ人がほとんどではないでしょうか?

④終身雇用の崩壊
次は、転職する気がなくてもしなければいけない時代が来るということです。
2019年5月に日本企業ではじめて売上高が30兆円を超えたトヨタ自動車の社長が
「終身雇用の継続が難しい」
と発言したことで、終身雇用が終わりを迎えようとしています。
実際、【ホンダ】【JT】・・といった大企業の黒字リストラというのが行われるようになってきました。
さらに新型コロナ流行の影響で、赤字リストラもどんどん増えています。
こいった現実をふまえると
- リストラされてから転職活動するのと
- リストラされる前に転職活動をするのでは
明らかな違いがありますよね。
また、転職活動を通して
- 転職市場で求められるスキルを知る
- 転職活動に慣れる
ことで、あなたの市場価値が高まり必要不可欠な人材になれば
- 今の職場に残るにしても
- 転職するにしても
プラスに働きますよね。

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【転職活動のやり方】成功に導くための3つのポイント

特別なスキルや資格もないごく普通のサラリーマンが転職活動で成功するための3つのポイントをお伝えします。
- 転職活動は定期的に取り組む
- 転職エージェントを活用すること
- 転職エージェントは複数使うべき
転職活動は定期的に取り組む
まず1つ目は、転職活動は定期的に取り組むことです。
定期的に転職活動をすることで、
- 転職市場の動向がわかるし
- どんなスキルや資格が人気なのかわかるし
- 景気の良い・悪いという経済の肌感覚も身に付くので
1時間程度、転職エージェントと面談するだけでも非常にメリットがあります。
そして、定期的な面談を通して
- どれだけスキルアップできているか
- 自分の市場価値は上がっているのか
を確認できます。
いろんな転職エージェントと繋がりを作っておくことで、いざ本気で転職するときに頼れるエージェントを知っていればかなり役立ちますよね。

いろんな転職エージェントを使った結果、多くの人におすすめできるのは、
の2つですね。
- 非公開の求人情報が多い(公開求人・非公開求人ともに15万件以上)
- ホワイトな大企業の求人が多い
- 転職成功実績30万人と国内No.1の実績があるから安心
といった魅力があり、明るく優しい担当者さんから丁寧にキャリアプランのアドバイスをしてもらえます。
リクルート AGNETの評判に関しては「リクルートエージェントの評判はアリ?ナシ?すべての転職者が登録すべき理由とは?」の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください!
一方、JACリクルートメントは外資系企業に強いエージェントです。
即戦力案件が得意なので、30代以上の人・年収アップの案件をチェックしたい人・専門職の人と相性の良いエージェントですね。
転職エージェントを活用すること
2つ目は転職エージェントを活用することです。
- ハローワーク
- 転職サイト
- 転職エージェント
など転職活動にはいろんな選択肢がありますが、

理由は4つあり、
- キャリアプランの相談に乗ってくれる
- 非公開の求人情報が多い
- 履歴書や面接のサポートをしてくれる
- 自分の市場価値がわかる
という転職サイトでは得られない情報が魅力です。
自分一人で進める転職活動では、どうしても
- 経験
- 知識
の範囲に限定され、視野が狭くなりがちです。
その点、転職エージェントを使えば、さまざまな業種・職種の中から求人を紹介してくれるので、自分では思ってもみなかった求人に出会うチャンスがあります。
- 同業種、同職種で転職先を探すべきか
- 新しい道に挑戦するべきか
- そもそも転職すべき
これから作っていくキャリアをプロ目線で客観的なアドバイスをもらうことができます。

こんな人もいると思います。
転職エージェントが怖い!4つの対処法とは!?で、転職エージェントを上手く利用するコツをまとめています。

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転職エージェントが怖い!4つの対処法とは!?
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転職エージェントは複数使うべき
最後に転職エージェントは複数使うべきです。
そもそも、転職エージェントは、転職希望者が企業に入社してくれないと報酬が支払われません。
そこで悪質な転職エージェントは、
- 転職者の自信を失わせて、条件を下げさせる
- 高圧的な面談で入社強要させる
という方法をとってとにかく入社させようと考えます。

そんな時の解決先が複数の転職エージェントを利用することで、
- 比較することで、何が正しくて何がおかしいのかが見えてくる
- 複数利用することで、客観的な視点を持てる
- この転職エージェント怪しいって感じたらすぐに停止できる
といった3つのメリットがあります。
具体的には、2~3の転職エージェントに登録するのがおすすめ。(一度に4社以上登録するとやりとりが大変で、疲れるからです。)
転職エージェントのおすすめは
のコンボ使いです。
ご紹介したエージェントは、僕が実際使ってみて間違いないと感じたエージェントです。

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【厳選】転職エージェントおすすめ7選!年代別に紹介!
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まとめ
最後に本記事の内容をまとめると、
- 今の時代、「転職活動は普通のこと」データで見ても間違いない
- 転職する気がない普通のサラリーマンこそ、転職活動をやるべし
- 転職活動は、転職エージェントを活用しよう!
- できるだけ正確な情報、有益な情報を得るために転職エージェントは2~3登録しよう
普通のサラリーマンから、時代に乗り遅れて市場で評価されない残念なサラリーマンにならないためにも

「いつでも転職できる」選択は非常に有利な武器なわけで、
- 定期的な面談をして
- 複数の転職エージェントを活用した
転職活動に取り組んでいきましょう。
おすすめの転職エージェントはこの2つ
- 日系大企業向き:リクルートエージェント
- 外資系企業向き:JACリクルートメント
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【無視でOK】「転職・退職は裏切り」という人の2つの本心と3つの対処法
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